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相続した不動産を売却したい時には誰に相談する?売却する際の注意点も解説します!

相続の際に土地や建物などの不動産を相続した場合、あなたはどうしますか?その不動産に住むという人もいれば、自分の住居も持っているのでどうしようか迷っているという方もおられるでしょう。もし相続した不動産が不要だと考えた場合、不動産の売却を考える人もいます。そのような場合には誰に相談すると良いのでしょうか?
本記事では、相続によって取得した不動産を売却する際に相談しておきたい専門家や注意点について解説します。

 

相続した不動産を売却する際に相談すべき専門家は?

相続した不動産を売却する際に相談しておきたい専門家は実は、一人だけではありません。実は、相続の場面ごとに相談しておきたい専門家がいるのです。まずはどのような場面に、どのような専門家に相談するべきかを確認しておきましょう。

1.相続トラブルがある場合は弁護士へ

例えば、相続について全く協力してくれない人がいる場合や、遺産分割で折り合いがつかず、相続を始めることができないという場合がないとは言い切れません。特に相続人が多いときには、話し合いがまとまらず、トラブルになってしまうケースがよくあります。相続のトラブルを抱えている場合は弁護士に相談すると良いでしょう。

2.名義変更など登記業務は司法書士へ

司法書士は、相続登記のスペシャリストです。相続全般についての相談が可能です。
相続した不動産は登記をして名義を相続人に移しておかないと売買ができません。相続した不動産を売りたいと考えている場合には真っ先に相談すべき相手だと言えるでしょう。
司法書士は、登記だけに限らず「遺産分割協議書」の作成や遺言書の検認、相続に必要な書類の取得なども行なっているので、相続登記全般をノンストップで行うこともできます。

3.不動産会社

不動産の売買を考えているならば、不動産会社に相談することも考えておきましょう。ほとんどの不動産会社では不動産査定が無料で受けられるので、おおよその売却金額も分かります。査定額に満足がいかない場合には断ることもできるので、まずは査定の依頼をしてみるのも良いかもしれません。
また、不動産を売却して相続税を納めようと考えている場合には、売却期間がどれくらいかかるかなども相談しておくと良いでしょう。

 

相続した不動産を売却する際の注意点

相続した不動産を売却する際には、何点か気をつけておいた方が良いことがあります。気が付かずに売却の手続きに入って、売却するのに時間がかかることやトラブルに巻き込まれないように注意しておくことが必要です。
ここでは、相続した不動産を売却する際の注意点を解説していきます。

1.名義変更はできているか?

相続した不動産を売却する場合に注意しておきたい点は名義変更ができているかどうかです。
相続で不動産を取得したとしても、すぐに売却できる訳ではありません。不動産の登記名義人は亡くなった人のままの場合、売却ができないからです。
購入者に対して誰が売主であるかをはっきりさせておかないと、取引の安全が保証されないため、名義変更を必ずしておかなければいけません。
また、共有名義で相続した場合にも注意が必要となります。共有名義の不動産の売却の際には、自分自身の判断だけでは売却できないからです。正確に言うと、持分の売却はできます。しかし、他人が共有名義になるとトラブルのもとになることもあるので、買い手がつかず売却が遅れてしまう、もしくは売却できないということにもなりかねません。もし、共有名義の不動産を売却する場合には、もう一人の名義人の同意を得る必要があることを覚えておいてください。

2.相続税納付のための売却の場合は期限を確認する

相続した不動産を売却したお金で相続税を納めようとしている人は、売却にかかる時間も考慮する必要があります。
相続税の納付期限は相続が開始したことを知った日の翌日から10ヶ月以内と決まっています。不動産の売却にかかる期間は、順調に進んだ場合で6ヶ月と言われています。このことから、少なくとも相続から4ヶ月以内には売却手続きを開始しておく必要がありますので注意しておきましょう。
また、上記のように売却手続きに入ったとしても、名義変更ができていない場合、その分売却が遅れてしまう可能性がありますので、しっかりと確認しておくことをおすすめします。

 

まとめ

相続した不動産を売却する場合の相談相手として、多くの方は不動産会社を思い浮かべるかもしれません。実際に、不動産売買の取りまとめを行うのは不動産会社であることが多いので、それは当然のことだと言えるでしょう。
しかし、相続不動産を売買する前には、必ず登記名義人の変更を行なっておく必要があります。相続が開始された場合、まずは司法書士に相談するのが良いでしょう。
司法書士は相続登記の専門家でもありますし、独自のネットワークもあり、不動産売買を行なってくれる会社を紹介してくれることもあります。
相続不動産の売買で悩んでいる人も、ぜひ一度、司法書士に相談してみてはいかがでしょうか。